製品・サービス情報 デバイスプログラマ

デバイスプログラマの取扱いについて request

デバイスプログラマは、使用環境を十分整えないと書き込み不良が生じる場合がございます。下記の注意事項を確認の上、正しくお使いください。

安全にお使い頂く為に

  1. 当社デバイスプログラマ製品をご使用の際は、取扱説明書をご理解されたオペレータの方が操作に当たってください。
    誤ったオペレーションは、本製品またはデバイスを破損させる可能性があります。
  2. 静電気による破損を防ぐために、本製品にふれる前に身近な広い面積の金属に素手で触れて、身体の静電気を取り除くようにしてください。
    静電気により、本製品またはデバイスを破損する恐れがあります。
  3. 本体表面、デバイスソケットおよびエアーフィルタの清掃をしてください。
    埃がたまったままのご使用は、火災や故障の原因になることがあります。定期的な清掃をしてください。
  4. Empty Socket(赤LED)表示のデバイスソケットにデバイスを挿入したままの状態で書き込みはしないでください。
    発熱し、本製品またはデバイスを破損する恐れがあります。
  5. PASS/ FAILの判定は必ずチェックサムを確認してください。
    書き込み不良のデバイスが製品に混入する恐れがあります。
  6. 付属品についての注意事項
    本製品に付属する電源ケーブルは本製品専用です。他の製品には絶対に使用しないようにしてください。
  7. オプション製品について
    書き込みに使用する変換アダプタは、弊社製または弊社が指定する製品をご使用願います。それ以外の製品は絶対に使用しないでください。

日常の確認事項

デバイスプログラマは、使用環境を十分整えないと書き込み不良が生じる場合がございます。下記の注意事項を確認の上、正しくお使いください。

  1. 使用電源は正常であるか?
    アースの取り付けに注意してください。
  2. 使用される同一電源ラインに、雑音が発生しやすい機器はないか?
    雑音が多い場合は、ノイズフィルタをご使用願います。
  3. 埃、ガスの発生、エアコン等の熱風/直接日光を受ける場所でご使用しないでください。
  4. デバイスプログラマの冷却風孔を妨げないでください。
  5. 電源投入後のセルフチェックが正常終了して、スタンバイ状態になるか?
    セルフチェックが正常終了しない場合、電源を落として下記事項をご確認ください。

    また、変換アダプタやデバイスを挿入したままで電源の投入をしていないかをご確認ください。

    再度電源を投入して、状態が変わらない場合は、電源を落とさず、プログラマのLEDの状態と、エラーメッセージ/エラーの表示個所をご確認ください。

変換アダプタの取り扱いについて

変換アダプタは消耗品扱いとなり、保証対象外になります。ICソケットの機械的寿命の目安は約10,000回になります(連続上下動作)。従って、デバイスの数としての目安は5,000個位(注)と思われます。

注) 変換アダプタ(ICソケット)の寿命は、作業環境及び取り扱い等により、左右されますので、5,000個未満の場合でも、接触不良が発生し始めたら、早めに変換アダプタの交換をお勧め致します。

  1. ICソケットの寿命は機械的機能不全と接触抵抗の増大によって決まります。
    • 機械的要因の主なものはコンタクトの折損、バネ圧の低下、コンタクトガイドの破損等です。
    • 接触抵抗の増大は、バネ圧の低下とコンタクト表面の状況に依存し、コンタクト表面は主にデバイスから転移する錫酸化物によって汚染が進みます。従って、接触不良は、使用回数が増えることにより、増大します。
  2. 接点復活剤のご使用はおやめください。コンタクトへの塵付着による接触不良が懸念されます。
  3. デバイスをICソケットに装着する際、平行に静かに乗せてください。強く押しつけたり特定のリードから位置合わせをしようと傾けて装着すると、デバイスやICソケットの破損を招く恐れがありますので、取り扱いには十分ご注意願います。
  4. デバイスプログラマの冷却風孔を妨げないでください。
  5. ICソケット(TEXTOOLソケット)内に異物が混入していないかご確認ください。
  6. 電源投入後のセルフチェックが正常終了して、スタンバイ状態になるか?
    セルフチェックが正常終了しない場合、電源を落として下記事項をご確認ください。また、変換アダプタやデバイスを挿入したままで電源の投入をしていないかをご確認ください。

    再度電源を投入して、状態が変わらない場合は、電源を落とさず、プログラマのLEDの状態と、エラーメッセージ/エラーの表示個所をご確認ください。

変換アダプタにおける書き込みについて

近年、環境問題おいて、鉛フリー化が増えてきており、ICリード部の鉛フリー化が増えております。鉛フリー化に伴い、リード部が堅くなったことで、下記による書き込み不具合が多発されることが、懸念されます。

  1. 鉛フリー
    従来品の共晶ハンダ品のリード部は柔らかく、ある程度、錫酸化皮膜を突き破ってコンタクト出来ますが、鉛フリー品は、リード部が堅くなっており、錫酸化被膜を破れず、導通障害による書き込み不具合の発生する頻度が多くなることが予想されます。

    ICメーカ様からの報告では、従来品に比べ、鉛フリー品のICを書き込む場合、ICソケットの寿命は、約1/10になるとの報告も御座います。

  2. コンタクト不良
    ICソケットの金メッキされたコンタクト部分は、ICのリード部(ボール等)と接触することにより、コンタクト部にICのハンダが転移し、錫による酸化合物になります。

    変換アダプタの使用回数が増すにつれ、錫酸化合物は蓄積され、導通障害が発生し、コンタクト不良による書き込み不具合が発生する場合が御座います。

  3. ICソケット
    弊社の変換アダプタに採用しているICソケットは、基本的にDeviceメーカ様推奨のソケットを採用しております。近年Deviceリード保護の関係からか、ICソケットの接圧(*)が低くなる傾向が見受けられます。

    ※ICソケットの接圧が低いと、上記(2.)による酸化合物被膜を破壊できず、コンタクト不良による、書き込み不具合が頻発すると予想されます。

定期校正について

デバイスプログラマは生産/開発機器ですので、日頃の点検を十分に行うことと、年1回の定期校正(場合によっては2回)を行うことをお勧めします。

プログラマ「保守用部品」保有期間について

弊社プログラマ製品の「保守用部品」保有期間は、製造中止後5年間です。

製造中止後5年を経過したプログラマ製品の修理につきましては、保守部品の在庫が無くなり次第お受けできなくなりますので、予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

尚、保守部品の保有期間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能な場合がありますので、ご購入先または弊社担当営業までご相談ください。

ご連絡を頂く前に

デバイスプログラマの形式、購入年月、購入代理店、シリアル番号をご確認の上、弊社営業部までご連絡下さい。

連絡先

TEL
045-591-5605
TEL
045-592-2854
メール
et-sales@minato.co.jp

デバイスプログラミング